ハンドルネーム

Tommy-Caさんから僕の型式番号はMSM-04Rで良いのかとご質問いただいていたのですが、それに答えていると長くなるのでこちらで回答させていただきます。

その前にもう一度説明させてもらいますと、このブログって実は二つめのサイトなんですよね。mixiも含めたら3つ日記を書いている事になってしまってますw

元々本家を数年前からやっていたんですが、あまりにもウチワ過ぎるのであまりまじめな事を書くのが恥ずかしいのとブログをやってみたいという気持ちもあってはてなで立ち上げたのがこのブログです。だから最初は別HNでやってたんですけどね、それじゃあ不便ってのと、履歴の機能とかがあんまりわかっていなかった為に友達連中にも速攻でバレてしまった(笑)ので結局HNは統一しました。今でも一応本家が身内向け、こちらが一般向けのつもりで書き分けています(なかなか難しいんですが)。本家が気になる方は探してみてください。まぁすぐ見つかります。

で、さきほど「HNは統一しました」と書きましたが実はそれも微妙に嘘です。こちらでは「高機動型アッガイ」と名乗っていますが、本家の方では微妙に違うんですよ。なんでそんなややこしいかと言うと、本当のHNが長いからなんです。というか長すぎます。こんなHN自分ところや仲間の所以外で名乗ったら確実にアラシ扱いされてしまいます(死)

僕のHNを語る事はそのまま自分のヲタ歴を語る事になるんですが、元々ネットで掲示板などに書き込む様になったのはファイルをもらうためでした。ろだやP2Pの発達で今では少数派ですが、99年頃にネットでmp3などが出回るようになった時はアップ板にお礼を書き込んだらURLが出てきて、そこからダウンロードするという形式が主流でしたよね。

当時は「顔も知らない人間とチャットとかやりとりなんて信じられない」と思っていた口のでHNも適当でした。ただ、そのうちに「掲示板で普段から雑談に参加している人だけにアップ板を公開する」というスタンスのサイトも出てきまして。

そんな関係で徐々に掲示板へもカキコむようになっている内に本物のモーヲタになりまして、常連になりヲタ仲間も出来るようになっていった訳です。

そこでアップ板云々と切り離してのHNとしたのが「高機動型アッガイ」でした。別にアッガイを採用した意味は何も無かったのですがw

まあ敢えて言えば「語感が面白かったから」としか言いようがないのですが、そんな理由の為にどんどん適当に変化していってしまったんですよね。

ちなみにヲタになった当初はなっちヲタでした。しかし他のメンバーも好きでしたので早い段階からDD呼ばわりされていました。4期の頃はまだDDなんて少数派で珍しかったですからね、当時は蔑称的意味合いも含んでいましたねえ。今でもリアルに会った時に「DD」と呼んでくるヲタモダチがいますが、今じゃDDも珍しくもなんともないですよね。

あと、ヲタってのは人が推しているメンバーと違うメンバーを推しているだろ、偽装しているだろって言うのが好きみたいで、特に2推しや興味持っているのがが低年齢メンバーな時にそれが発動してしまいます。

例えば
「だぶべりコン逝ってきたよ」
ベリヲタ乙。桃子かわいかったか?」
「いや、オレはあいぼんヲタだし・・・・」
「はいはい、偽装だよね。桃子ヲタさん♪」
って光景はヲタ仲間では結構あると思うんですよw

僕もDD故に自分はなっちヲタだと主張していてもあまり認めてもらえませんでしたw
だから自分から紺野ヲタへの転向声明を出した03年の11月よりずっと以前からなっちヲタじゃなくて紺野ヲタだろと言われ続けていましたね。実際、早い段階で紺ちゃんが2推しである事は表明していましたし。

最近はさらにキッズというピースが出来た上に自分自身も愛理たんが急上昇しているために仲間内では紺野ヲタというと偽装扱いされてしまいます(号泣)

とまぁ、長々と推し遍歴を書きましたが、本当のHNにはそれらが盛り込まれているからなんですよ(爆)

というわけで、僕の正式なHNは「なっち専用高機動型アッガイDD紺野仕様(アイリーン装備)」って言うんですよね(死刑)

だから型式番号も「MSM-04R-DD(KONNO-CUSTOM)」を名乗っています。


ついでなので、正式に紺野ヲタに転向したときに作ったショートストーリーを手直ししてこちらに再掲しておきます。2年前なので多少古くさいけどスマソ。

「いきなりだなぁ・・・・・・・」

荷物の整理をしながらナツミ少佐はつぶやいた。

前々から、グラナダの教導大隊に配置転換する事は決まっていたが、予定が早くなったのはオデッサベルファストと地上での相次ぐ敗戦が影響しているのだろうか。

ナツミ=アベ少佐。
シベリア方面で活躍し、隠密性の高い作戦を数こなし、気がついたら撃破されている事から、連邦軍からは「ダイヤモンドダスト・ナッチ」と恐れられたジオン軍のエースパイロットである。

「あいつともお別れかぁ。」

そう言いながらナツミ少佐は空を見上げた。
「あいつ」とはナツミ少佐の愛機、MSM-04R-DD高機動型アッガイDDタイプの事である。

ズゴックも用意してますよ、というメカニックの意見にも首を縦に振らなかったのは愛着からだろうか。

最初、偵察機としてのアッガイをあてがわれた時には軍の事情とはいえ、釈然としなかったのは事実である。
しかし、試作機である高機動タイプであるからという事で辛抱した。
その高機動型試験機にズゴック並の陸上での性能を求め、汎用性を高めるためにナツミ少佐が更に手を加えたのが高機動型アッガイDDタイプである。
その性能はすさまじいが、その分乗り手を選ぶじゃじゃ馬を乗りこなせるのはナツミ少佐だからこそだ。

右頬の部分にクチビルのマーキング*1がされているこのアッガイと幾多の戦場をくぐり抜けたナツミ少佐であるが、さすがに宇宙に持っていくわけにはいかない。

「失礼します」

そう言って入ってきたのはアサミ=コンノ少尉だった。
ナツミ少佐とは同郷の出身で、部隊の中でもナツミ少佐がかわいがった後輩の一人である。

「特務ごくろうさんだったべさ」

いつまで経っても抜けない、強いジオン訛りでナツミ少佐は言った。
アサミ少尉はミキ=フジモト大尉とともに、特務部隊「カントリー隊」への出向から帰ってきたところだった。

「宇宙(そら)に上がられるのですか。いよいよお別れですね」

寂しそうにアサミ少尉はそう言った。

「それでさ、」

辛さをさとられたくなくて、わざとそれには答えずにナツミ少佐は明るく切り出した。

「アサミ少尉、今は機体無かったよね?」

「はい、自分のザクはカントリー隊に置いてきましたので。」

オデッサの陥落により連邦軍に制空権を掌握され、ジオン軍も自由に輸送出来ないのが実状なのだ。

「少尉、アベさんの機体に乗らない?」

後輩の前では自分の事を「アベさん」というのはナツミ少佐の悪い癖だ。

「え?少佐のアッガイですか?」

アサミ少尉は少しとまどいながら続けた。

「うれしい話ですけど、私にあの高機動タイプを乗りこなせるかどうか・・・・・」

「なに言ってるべさ。少尉が訓練とか人一倍やっているのは知ってるべさ。」

「少佐・・・・・・・」

「ほら、もっと自信もった顔して。別に今のままじゃなくて良いんだから。アサミ少尉の乗りやすいようにカスタムしてくれたら良いんだから。」

そう言ってナツミ少佐は自分より少し背が高いアサミ少尉の頭をそっとなでた。

「少佐、ありがたくお受けいたします。」

アサミ少尉はまだ不安げな、それでいて強い決心を胸に返事した。

アサミ少尉用に再改造されたアッガイ、通称「なっち専用高機動型アッガイDD紺野仕様」はその後ジャブロー侵入戦で奮闘し、敗戦時の混乱のため公式記録では連邦軍の量産型MS、RGM-79ジムを2機撃墜したと記録されているが、実際には6機撃墜したと言われている。
また、ジャブロー敗戦後は試作兵器「アイリーン」を装備して各地を転戦、その奮闘は「ジオンの守護神」と呼ばれたが、グラナダ条約後の彼女の行方はわかっていない。

*1:当時はDINを意識してそう表現しました