エースの格

名古屋の娘。コンその他に行ってきました。その他というのは他にも行ったという事です、はい。
まとめると、

20日 中澤裕子イベ
21日 娘。コン
21日 後藤真希イベ

の3つに参加してきました。

このうち、娘。コンはなっちとごっちんもゲストで参加ということで、いつも以上にチケが高騰し、ヤフオクでも結構良い値段がついていた為に1公演しか参戦出来ませんでしたがそれはそれで仕方ない事だったのかもしれません。

今回は二人がゲスト参加ということで、いくつかセットリストに変更がありました。
まずは「ふるさと」が無くなっていました。個人的にはなっちの前で、もしくはなっちと一緒に「ふるさと」を歌うガキさんを見たかったのですが、それはそれで仕方ない事でしょうね・・・

また、昼と夜でどちらか一つだった「GET UP! ラッパー」と「SHALL WE LOVE?」が両方歌われ、またそれぞれになっちとごっちんが参加しました。
このほか、なっちが新曲を、ごっちんが「さよなら「友達にはなりたくないの」」を歌い、また、アンコール後の「女子かしまし物語2」に二人が参加しました。

やはり、せっかくだから二人には娘。の曲に参加して、娘。メンバー全員と一緒に歌う姿を見たかったです。「ザ☆ピ〜ス!」なんかそのまま残って一緒に歌えば良かったのにと思うのですが。

ただ、それが「卒業」という事に関する、ハロプロのスタンスなんでしょうね。なぜシャッフルやごまっとうの曲を、それも正月ハロコンの印象がまだ残ってるこの時期にやるのか不満でしたが、それも二人が参加することへの複線だったのでしょう。卒業したメンバーと残ってるメンバーに対する明確な線引きなんでしょうね。

話が後先になりましたが、ミキティのロマモーのあと、「GET UP! ラッパー」(安倍・小川・新垣・道重・田中)→なっちソロ→なっちMC→ごっちんソロ→「SHALL WE LOVE?」(後藤・吉澤・高橋)→ごっちんMCという順番でした。

まずなっち。
自分は事前に情報を仕入れていたので知っていましたが、何の予告もなくいきなり登場だったので曲が終わるまでなっちがいることに気づかない人もいたそうですね。

元々なっちはそんなにダンスがうまい方ではない、というか運動神経だけで見たら娘。の中でもダントツにどんくさい方ですし、曲もダンスフルな曲であってなっちの系統の曲では無かったですからあんなもんだと思います。それでも歌唱力は他メンバーを圧倒していたし、存在感はやっぱりありまくりでしたが。

それよりも安倍なつみここにあり、というのを会場中に見せつけたのは曲が終わって、娘。4人がはけたあとのMCでした。

なっちコンではなっちのMCが好評だったわけですが、なっちがしゃべり出すと会場全体がなっちに釘付けになってしまうのは娘。コンでも一緒でした。なっち自身のドジ話から、「がっかりしました」という定番のセリフへという流れは天下無敵。会場がどうなっていようと、なっち色に染め上げてしまう、それが安倍なつみのスター性なのでしょう。

そんななっち色に染まって良い意味で弛緩した会場の空気を一瞬で引き締めてしまうのが後藤真希。「SHALL WE LOVE?」のダンスはまさに圧巻の一言でした。よっすぃ〜も愛ちゃんも決して悪くはなかったです。むしろ、二人ともこんなにダンスが成長していたかなとびっくりしたくらいなんですが、残念ながらごっちんの前ではその引き立て役にしかなりませんでした。それくらい、ごっちんの他を圧倒するダンスと歌、そして発揮されるオーラはすさまじいものでした。

短い時間でしたが、安倍なつみ後藤真希という、かつてのモーニング娘。のエース二人が見せつけたのは、現役メンバーとの圧倒的な格の違いでした。
両極端な二人ではあるのですが、それぞれに背負っていたエースの看板は伊達じゃなかった事を思い知らされました。

そのそも「エース」って何でしょね?
場の空気すら変えてしまう圧倒的な存在感、そう僕は思っています。
そして二人の元エースはやっぱりそうでした。

現役メンバーも何か自分の長所を一つでいいから徹底的に高めていった時に、初めて「エース」が出てくるものだと思います。オーディションだけじゃ、ねぇ・・・・w