星を継ぐ者

ってことで、昨日の話になりますが見に行ってきました>劇場版機動戦士Zガンダム


僕は決して富野信者のつもりじゃないです。富野作品以外のも好きだし、宇宙世紀以外でもアリだと思っているから。(専門は宇宙世紀ですが)

だから必要以上に富野由悠季をあがめ奉るつもりは毛頭無いですが・・・・

それでも・・・・






富野神乙


と言っておきます。
もしも劇場で自分一人で見ていたら泣いていたと思う。


って事で以後ネタバレ


ストーリーはシャアとアムロの再会シーンまで。基本はTV版のダイジェスト。ストーリーも大筋は変わってないけれど一部変更アリ。

気がついた変更部分
カミーユとエマがエゥーゴに参加する過程が若干省略。TVではカミーユの母が死んだあと、一度二人でティターンズに戻るが、今回はそのまま合流。この時フランクリン・ビダンも撃墜される。

アーガマが月に寄らず、そのまま地球降下作戦決行。そこらへんはばっさり省略なのでカミーユの初陣はブライトのテンプテーション救出時だったり、30バンチには行かずに映像でその惨状を知るだけだったり。

・したがってライラとの交戦も地球降下作戦時。おかげでMk-IIvsガルバルディβが最高級に熱すぎる事に。また、ジャブロー降下後、ライラが撃墜された事を知らずに必死になってライラを探すジェリドが滑稽w

アウドムラとスードリ(だよね?)のガルダ級は2機ともエゥーゴのものに。アポリーらはスードリから宇宙にあがるらしい。もしかしてロベルトが死なない?また、ケネディに寄らずに直接ヒッコリーへ。

・その他セリフ等が変わっているところが多い。前日から話題にしていたクワトロの「シャア・アズナブルという人を知っているか?」がエマさんの発言に変わっている事にはかなりびっくりしましたw TV版で一番好きな「さがってろ、シャア!」「何をする気だ、アムロアムロだと?」が微妙に変わっていたのはなんとなく気持ち悪くて残念。

その他いろいろありましたがまぁこんな感じ。

問題の新旧映像の違いについては確かに気になりました。特に人物の顔が変わりすぎているのでそれは致し方ないところだけれどまぁ許容範囲です。

新作部分はMSの戦闘シーンが熱すぎ。評判のアッシマーギャプラン以外にもマラサイとかそりゃあもうすばらしかったです。ただギャプランがMAからMSに変型したシーンがTVに比べてボリュームダウンしたような気になったけど・・・

あと、ちらっとですがジムクゥエルが出ていました。しぶすぎ。

ストーリーがはしょりすぎ&急展開すぎてTV版を見たことない人にはつらいだろうって批判もありますが、ストーリーを知っている我々ガノタがあれこれ推測でものを言っても仕方ないでしょう。

っていうか、どっちかって言うとTV版だって勉強しておかなくちゃストーリーがさっぱりわからなかったのには変わりないんだし。とりあえず映画見る人はTV版見て、資料に当たって、ちゃんと予備知識を身につけてから見に来いと、そういうことです。ネタバレがイヤなら一度見たあと勉強し直して、それからもう一回見ろと。「愛・おぼえていますか」に比べたらよっぽどわかりやすいですよ。

マンセーばっかりだとイタイのでもう一つだけ残念だった点を。
最初のクワトロの潜入シーン、コロニーの扉を暗号読み取り機みたいなので開けていくんだけど、TV版では最後の扉だけうまくいかなくて爆破するんですね。
今回、その爆破するシーンだけが無いので、暗号読み取り機で順調に扉を開けていくのに、最後の扉だけ何故か壊れているというちぐはぐな事になっていました。
全般にわたってかなり気を遣っていたとは思うんだけど、この点についてもう少しがんばって欲しかった。

総評として、まぁ懐古厨と言われようとなんだろうと、どこぞの種とかいうアレなのと比べる事すら失礼な話です。今はとにかく10月の第二部(遅れそうな気もするけどなぁ・・・)が非常に楽しみです。