紅白舞台裏

家族と一緒に住んでいる人間ってのは、ヲタバレという問題がつきまといます。僕もヲタになってFCに加入した時は一人暮らしだったので良かったのですが、その後、親と一緒に住む様になってからはそこらへんがどうしても気になります。

ヲタって事をカミングアウトすれば何の問題も無いのでしょうが、やっぱり恥ずかしいですし、それに稼ぎも少なくて貧乏している身には、あまりこういう事で金を使っているって事実を家族に知られると、時としてそれをやり玉にあげられる可能性もありますからやっぱりヲタバレしていない方が都合が良いのです。

と言って、まるでヲタって事がばれていないような顔をしていますが、常に郵便物を受け取っている母親にはバレバレなわけで。そりゃあねえ、しょっちゅう配達記録郵便でチケットが来て、それにはちゃんと公演グループ名が書いてあるのでねえ・・・

なのでか、うちのオカンもよくテレビで見た娘。の話とかはしてきます。しかし正式にカミングアウトしているわけでない事もあって真正面から話をするのもこっぱずかしく、いつも適当に受け答えして流すという状態が何年も続いています。

さて、テレビを見ていると年末の紅白の視聴率の話題が。
するとそれを見ていたオカンが会話を振ってきました。

「昨日、紅白の裏側を見せる番組やってたけど、NHKも必死やなあ」
「そうなん?」
「なんかみのもんたにスタッフが土下座までして頼んでたで」
「ふ〜ん」
そこまでは良かったんですよ、そこまでは。

モー娘。もすごいな。振り付けの先生いるやん」
「あぁ、いるなあ」
「番組開始前に全員にキツイこと言ってみんなを泣かしていたで」

ちょっ!!!!!!!!!!

えぇ、そのNHKの紅白特番の時間、僕は飲み会で家にいなかったんですよ。なのでオカンは僕がその番組を見ていないと思っていたのでしょうが、そこはインターネットの魔法の力で娘。の出演部分は当然ながら帰ってからチェックしていたんですよねえ。
だから、オカンが言ってる事がいかに的はずれな事かは重々承知なわけで。(もっとも、例えそのシーンを見ていなくても、夏先生がどういう事を訓辞して、それを受けてメンバーがどういう涙を流したかは簡単に想像出来ますがw)

いやあ、あのシーンはまさに典型的なASAYAN時代のモーニング娘。的シーンだったわけですが、それをよくもまあ間違った解釈してくれたなあと、自分の母親に対して心の中で笑いつつ、少し苦々しい気持ちを抱いたのは事実です。

だからといって、「それは違うよ」と言うことが出来ず、「ふ〜ん」で済ませたのが情けない話ですが(爆)